何がきっかけか覚えていないのですが、たぶん、終戦の詔書を一部加筆し、平成という元号を考案したあたりかと、昭和の碩学 安岡正篤師の著作を折あるごとに読んでいます。
彼の記述でよく登場するのが、「閑に耐える」、すなわち、閑に耐え、閑に安んじ、閑を楽しみ、閑を活かすような人が偉い人だとあり、なるほどなあ、と思いました。
で、今日(2月16日)の毎日新聞のニュースで「<働かない働きアリ>集団存続に必要 働きアリだけは滅びる」というニュースにいたく感じ入りました。アリの世界は、8:2の法則で、働くアリが8割、働かないアリが2割。そして、この働く8割のアリだけをピックアップしても、かならず、働かないアリがでて、これが「謎」だったと。で、北海道大学等の調査によると、最初よく働いていたアリが休むようになると、働かなかったアリが動き始めることを確認したと。ま、言ってみれば、サッカーにしてもどんなスポーツにしても控えが必要ということかもしれない。
と考えると、働かない=「閑に耐える」というのは、否定すべきことでもなく、むしろ、閑を活かす人が偉いのかもしれない。ま、株式相場でも、「休むも相場」なんてよくいいます。そう、90分フル出場しなくてもいいかもしれない。
というわけで、結論、Take it easy、気楽にいきましょう、休むも仕事。あわてないあわてない。一休み一休み。