スルーされない技術

7月 28th, 2014 | Posted by admin in 長橋のつぶやき

レビュープラスさんから献本いただきました、ありがとうございます。

自分が何かを一生懸命伝えたくても、それが相手に伝わらず、”スルー”されてしまう、誰もがそんな経験があるに違いない。

そして、本書では、この”スルー”される理由の90%は、”伝え方に問題がある”と指摘し、ちゃんと相手に伝えることの重要性を指摘する、という意味で、本書は、コミュニケーション論とも言える。そして、放送作家としての著者が学んだ、相手に伝わる方法とは、

1.相手の心を一瞬でつかむ
2.つかんだら離さない
3.次回も観たいと思わせる

ことだという。そして、相手の心を一瞬でつかむには、やはり、相手の理解度に合わせて、相手に面白いと思わせること。

そして、つかんだら離さないためには、たとえを用いる、イメージが広がるように伝える、ストーリーを意識する、フックをかけ続ける、こと。

最後に、次も会いたいと思わせるためには、レビューをしてから話を占める、宿題を出して話を締めくくる、次の機会を楽しみにさせる。

ざっとこんなところ。

自分は、IR(Investors Relations 投資家向け広報活動)支援をやっているますが、上記の話はIRにも当てはまると思いました。

会社によって、ちゃんと投資家に伝わるIR活動をやっている会社とそうでない会社がある。

前者は、スルーされないIR、後者はスルーされるIRとも言えるかもしれない。

そして、後者の場合、やはり、問題は、”相手”を意識していないケースがほとんど。つまり、会社側の論理で一方的に情報を開示する。
それはそれで仕方がないケースもあるけど、IRという点では、せっかくのすばらしいビジネスが伝わらず、もったいないケースが多い。

この本を読んで、自分の場合はIRという点で共感できるところがありましたが、コミュニケーションという点では他にもたくさん共感できる面があると思います。

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 Both comments and pings are currently closed.