あまりテレビを見るタイプではないけど、土曜日の朝、たまたまたテレビをつけていたらジャパネットたかたのCMに気づきをもらいました。
そのときの製品は、カシオのデジカメ。
この低価格コンパクトデジカメは、スマホの登場で、完全に市場としては縮小傾向。あのキャノンでさえ撤退を発表している。画質もだいたいスマホとデジカメ同じくらいで、かつ、Facebookとの連動などソフトウェアについてはスマホの方が確実に優っている。だから、あえて、コンパクトデジカメを使う必要はないというわけだ。
でも、ジャパネットたかたは、そんな背景とは関係なく、売る。
その売り方は、まずデジカメを活用するシーンをみせる。それは旅での家族の思い出を記録におさめる、そのためにデジカメが必須だと。
そして、高田社長が”今、買わないと損”とまくしたてるw
最後に、9980円という価格を訴求する。
たぶん、売れると思う。
”今更、コンパクトデジカメなんて誰が買うの?” ジャパネットたかたは、このテーゼを見事に覆していると思う。
こんなの売れるはずはないとおもっていても、売り方の工夫でいくらでも売れる。
というわけで、”モノが売れない”と嘆いていたら、”売り方を工夫する”、これは重要だと思う。
当たり前といえば、当たり前だけど、ジャパネットたかたからその当たり前を教えてもらった気がします。