さて、Stay Homeも3週間が過ぎようとしています。もともと、自分は毎日のルーティン、とくに、ほとんどないですがたとえ前日2次会で午前様になっても、6:00に朝起きて、新聞(最近は電子版)を読んで、朝ご飯食べて、朝ドラ見て、風呂入りながら本を読む、というパターンを10年近くキープしているので、場所がどこだろうと、日々の生活はそれほど変わっていないかもしれません。
でも、一つ変わったのは、コミュニケーションの「主従関係」が変わったこと。これまでは、対面が「主」でテレカン・リモートが「従」でしたが、最近は、テレカン・リモートが「主」で、対面は「従」というより、ほとんどありません。ただ、主従関係が変わったとしても、結果は変わらない気もするので、今後も自分にとって、この「主従関係」の逆転は良いきっかけですし、この現状を受け入れて、楽しんでいます。
で、思うのは、現状でテレワーク不可とか、ハンコのために出社するとか、対面を「主」とする企業は結構いまでもありますよね。まあ、仕方ないところもあると思いますが、柔軟に「主従関係」の変化を受け入れてもいいかなあ、とも思います。
閑話休題、自分の座右の書の一つが新渡戸稲造の「武士道」です。いまから、120年ほど前、日本をほとんど知らない欧米人から「日本は宗教もないのにどうやって規律を保っているのだ?」という問いに、彼は武士道にその規律のルーツがあるとします。自分なりに理解すると、そのポイントは「静かに運命を受け入れること」。いま、起きていることに対して、決して抗うことなく、静かに受け入れる(不可避に対する静かなる服従)。
さて、現状のコロナ禍、そして、それを一日も早く終息するには一人一人がStay Homeして隔離することであり、不可避な運命を抗わずに、静かに受け入れる、こうした態度で臨みたいと思います。新渡戸稲造の「武士道」から120年、世の中は大きく変わりましたが、こうした規律は守っていきたいと思います。