さて、先日、タクシーの運転手さんと話して、思うところがありました。その運転手さんの話は、最近、降車後の決済手段の7~8割が電子マネーで決済するそうです。まあ、たしかに、最近は、paypayだったり、タクシー専用の決済Go Pay、S-rideだったり、Suicaだったり、いろいろとキャッシュレスの決済が増えました。
が、その運転手さん、いわく、残りの2割の現金のお客さんの手間がかかるそうです。たとえば、近場の700円くらいの決済で、「1万円しかありません」であったり、挙句の果てには、「手持ちの現金がありませんでした」というケースもあるそうです、まあ、これは無銭乗車になるので、免許証など担保するなど、取りっ逸れない工夫をするそうです。
さて、先日、東京ドームにいく機会がありました。東京ドームの場内飲食売店では完全キャッシュレス、現金は使えません。この写真のように、売店から、スタンドでのビール販売、すべてキャッシュレスです。
で、この現金+キャッシュレス、キャッシュレスオンリー、この2つには大きな差があるように思います。ユニバーサル、老若男女問わず同じ「よりよいサービス」を提供するのでれば、現金+キャッシュレスという選択になるはずです。が、その一方で、冒頭のタクシー運転手さんのように、現金にまつわる「手間」はかかります、もちろん、キャッシュレスでもSuicaがチャージできなかったという可能性はあるでしょうが、現金に比べてはこうした「手間」は低いのではないでしょうか。
というわけで、この現金とキャッシュレスの話、「よりよいサービス」と「手間」のせめぎ合いのように思います。が、これからずっと「よりよいサービス」ということで現金という選択肢が続くかわかりません、自分の親も結構キャッシュレス使ってます。というわけで、「よりよいサービス」にこだわりすぎずに、東京ドームのように「手間」を省けるキャッシュレスでよいのではと思いますが、いかがでしょうか。