さて、よく本を書くね、とたまに言われますが、今年も新しい本が出版されました、8月10日発売「Web3とメタバースがよ~くわかる本」です、電子書籍も含めると13冊目のようです。これまで取り上げたフィンテック、量子コンピュータ、機械学習、D2Cも苦難の連続でしたが、今回はそれ以上にシンドイ道程でした。
まず、最初はメタバースを書こうと思っていて、自分の注力分野はビジネスモデルなこともあり、メタバースのビジネスモデルであるヒト、モノ、カネに注目していました。で、このとくにカネの部分、どんな方向性かというと、どこまでいってもロブロックスのRobuxなど独自通貨(クローズ)にならざるを得ないのですよね。そこから、いろいろ探索しているうちに、トークンエコノミーがこの独自通貨の壁を打ち破るブレークスルーと思いました。そして、それがもう一つのタイトルのWeb3であり、タイトル変更、一冊の本に2つのトピックとやや異例の内容です。この変更を呑んで頂いた出版社の皆様ありがとうございました。
さて、Web3さらにはNFT、いろいろ毀誉褒貶あるようですが、自分は比較的ポジティブにとらえています。なんていうか、25年以上前のインターネット黎明期に似ている気がします、当時は「インターネットとFAX、何が違うんだ?」とか「インターネットに信頼性はない、ISDNの方がよっぽど優れている」とか言われていましたが、今や、ですよね。で、Web3と一括りにいろいろありますが、たとえば、ブロックチェーンのスケーラビリティを拡張するようなセカンドレイヤー・プラズマの技術とか、トークンエコノミーのインフラも着々と整いつつあるように思います。
以前、本を書くのはマラソンだと書いた記憶がありますが、今回は、メタバースというフルマラソンのゴールの先に、さらに、Web3というフルマラソン以上を追加したウルトラマラソン(100km)を走った気持ちです汗 実際のウルトラマラソンはこれまで2度走りましたが、あまりの過酷さに現在は休止中です笑 走っている最中はもう二度と走りたくないと思っていますが、また、完走後、エントリーしてしまうのが、ランナーの悲しい性でもあります。