最近読んだ本 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」に大いに刺激を受けました。で、人生が豊かになりすぎる究極のルールとは何か?その答えは、「おカネをためるのではなく、おカネを使って思い出「体験」をつくること」だと。
たしかにそうですよね。平日は朝9時に会社に出社して、夜は退社して、寝る前だけの生活、さらには、土日も何もせずゴロゴロ過ごす。この本では、このルーチンを「自動運転モード」と定義しています。「自動運転モード」は、おカネをためるのは良いかもしれないですが、かりに、おカネをためて、定年退職して、自由に時間とおカネを使えるといっても、体力的に衰えて、楽しめない場合もあります。
だからこそ、老後に備えて蓄えるのではなく、今にしかできない「体験」におカネを使い、最後は「DIE WITH ZERO」、おカネを使い切ってゼロで死ぬべしと。これはイソップ童話のアリとキリギリスの中間の生き方でもあります。アリのようにひたすら働いて、蓄えるだけではく、キリギリスほどの浪費ではないものの「体験」におカネを使うべしと。江戸っ子的には、宵越しの銭は持たず、とでもいったところでしょうか。
さて、自分の大好きな映画に「最高の人生の見つけ方(Bucket List)」があります、温かくて泣けるいい映画です。主人公は、傲慢な実業家演じるジャック・ニコルソンと心優しい自動車整備工演じるモーガン・フリーマン。二人はたまたま病院の一室で一緒になり、かつ、二人とも末期がんを患っており、余命半年。二人は人生の終わりを知って、やりたいことリスト(Bucket List)を心ゆくまで「体験」します。日本でも、吉永小百合、天海祐希でリメイクされましたね、二人は最後、宇宙に行ってしましました笑
で、いままで、最高の人生の見つけ方じゃなくて、どうしてバケットリストとか原題にしなかったのだろう、と思っていましたが、この本を読んで腹落ちしました。最高の人生とは、おカネではなくて、「体験」だと。さらには、人生の最後を知った時点で、その体験におカネを使うことが「最高の人生の見つけ方」だと。これは、深くて素晴らしい和訳ですね。
さて、自分にとっておカネを使っても得たい「体験」は何だろう、後から振り返って思い出の配当となるのは何だろうと。まあ、やっぱり、ひたすら働いて老後のためにおカネをためることではないと思います。あとは、休みをダラダラ過ごすのもつまらないですね。さらには、スカイダイビングもやりました、エジプトのピラミッドもいきました。やっぱり、泣くほど笑うでしょうか笑いずれにしても、もっと「体験」に投資して、最高の人生の見つけたいと思いました。