さて、前も書いたかもしれないですが、今年も書きます。自分にとって、1年の終わりは確定申告で、先日、確定申告が終了し、やっと自分にとって令和2年が終わりました。
確定申告は前年の1月から12月までの給料、配当などのお金にまつわる経済活動を「確定」して、それを税務署に「申告」します。自分にとっては、この確定申告の日が大晦日で、次の日から新年という気持ちです。で、こうしたサイクルをもう10年以上続けてきました。
そして、この10年、いろいろ変わったと思います。やはり、この2~3年で便利になりました。たしか、10年前は、ネットで確定申告するには、Javaをインストールする必要があり、これがなかなか大変で、ホントにインストール、入力が終わらず徹夜したときもありました。
で、この便利のきっかけはマイナンバーカードだと思います。これまでの申告内容、扶養家族の確認、いずれもマイナンバーカードで自動的に確認できます、今後、保険証もマイナンバーカードで対応できれば、保険証にリンクしている医療費、保険控除、さらには源泉所得税もマイナンバーカードで取得できるのかもしれないですね。
いろいろ賛否両論はあると思いますが、自分はこうしたマイナンバーカードで情報が取得できることは、良いことだと思います。やはり、確定申告でいえば、「確定」が透明になり、わかりやすくなると思います、極端なことをいえば、確定申告は2月14日スタートでなくて、1月1日からスタートできるかもしれないですね。
とはいうものの、日本国民が全員マイナンバーカードを取得して、確定申告できるかといえば、なかなか難しいところもありますよね。 先日、読んだ本では、IT先進国のエストニア、100ユーロ払えば、大使館に申請すれば誰でもパスポートを取得できて、選挙を含めたあらゆる行政手続きが電子化されています。とはいうものの、エストニアには旧ソ連以来のロシア語しか話せない住民も多く、エストニア国籍を取得できず、結局、無国籍状態の住民がそれなりに存在すると言います。
ま、エストニアと日本の状況とはことなるかもしれないですが、いずれにしても、日本国民全員がマイナンバーカードを取得するのは楽ではないと思います。ただ、北風と太陽というのでしょうかね、太陽のごとく、マイナンバーカードのメリットを訴求する、これをやり続けることは大事と思いました。