さて、確定申告のシーズンがやってきました。自分はかれこれ10年くらい自分で確定申告をやっています。今年もやりました。
たまに確定申告のことを話すと、「それって、税理士に頼むもんじゃない?」という見方が意外に多い気がします。世代の違いもあるのかもしれないですね。まあ、自分の場合、学生のころアルバイトをしていて、勤労学生控除で母親に確定申告してもらったので、確定申告=個人でやるものという刷り込みもあるように思います。
で、個人的には、所得の多寡はともかくとして、確定申告はできる範囲では自分でやった方が良いと思ってます。というのは、自分がどれだけ税金を納めていて、それがどう活用されるのか、身をもって体感できるからと思います。たとえば、所得の10%は住民税として控除されますが、その住民税がどう利用されるのか、結構、気になります。という点で、自分で税金の使い道を決めることができる「ふるさと納税」もよい制度ですね。
「餅屋は餅屋」という言葉があるように、専門分野については専門家に任せた方がよい場合もあります。たとえば、会計であれば企業の決算も自分でできますが、償却資産の取り扱い、欠損金の取り扱い、繰延資産など、このあたりは自分でやるのはシンドイので税理士・会計士は必要と思います。が、確定申告の場合、まず、やってみる、こうした踏み出す力が必要な気がします。