さて、今から約2年前の2018年の正月、ふと、どれくらい1年間に本を読んでるのか記録をつけてみようと思い立ちました。で、いろいろサービス・アプリを試した結果、読書メーターのアプリでバーコードで読んだ本を登録して、年度ごとに本棚を作るという方法に行きつきました。(https://bookmeter.com/users/814464/bookcases)
で、年間読んだ本は2018年が93冊、2019年が94冊、10年くらいだいたいこんなもんだと思います。とにもかくにも、読書の習慣を教えてくれた親、そして、競うように読んだ中高時代に感謝します。ジャンルはビジネス、評伝、小説、競馬系が多いですかね。入手チャネルは、1.ネット(メインはアマゾン、ただ、おすすめがイケてないので別途ルートを考え中、あとは、honto.jpの新刊リスト)、2.ブックオフなどの古本、3.リアル書店、4.著者・出版社等からの頂き物。ちなみに、本は買ってもコレクターではないので、半分くらい年末に売ります、最近はリコマースをつかってます。で、入手割合としては、2019年は圧倒的に3.リアル書店が減りました、まあ、書店が減ってるので仕方ないといえば仕方ない気もします。書店は減るのは仕方ないですが、何らかの形で活字文化は残ってほしいと切実に願います。
そして、2019年読んだ本で印象に残ったのはこの5冊。もしよかったらお正月の読書リストにでも!
1.FACTFULLNESS: これは問答無用に面白かったです、自分がいかに偏見のなかで生きているか気づかせてくれました。
2.ディープラーニング革命:今年は機械学習の本を上梓させていただき、この手の本をいろいろ読みましたが、これが一番でした。著者は、ディープラーニングの産みの親と言える方で、ディープラーニングの歴史、目指すところ、そして、その限界がとてもよく理解できました。
3.ホモ・デウス:人間がデータの力で増幅され、デウス(神)になるという意欲作。ホントかと思うかもしれないけど、サピエンスの著者らしくきちんとこれまでの歴史をレビューし、今後を考える、刺激的な一冊でした。
4.ザ・ロイヤルファミリー:競馬系ではこれが良かったです。この手の小説では宮本輝「優駿」が代表作ですが、この本は馬主・マネージャーが主人公で「継承」がテーマ。代を経て、継承する、これは学ぶところがありました。
5.経済学者の勉強術:勉強術のようなノウハウ本はあまり読まないのですが、これは面白かったです。「自分の好きな本を読むべし」という他愛ない結論ですが、根井先生の溢れんばかりの教養が全ページから伝わってきました。教養人の勉強法+ケインズを中心とする近代経済学のさわりもあり、2度おいしい本でした。